国際協力系サークル比較【後編】です。
【前編】はこちら
後編では地域から国際問題を解決する「間接支援型」の2サークルを紹介します。
目次
団体名 KAKEHASEEDs
活動理念「地域でできる国際協力」
支援形態や活動方法【間接支援型】
協働団体 シャプラニールとちぎ架け橋の会
活動 バングラデシュとネパールのクラフトなどを販売、それらの国の人々を支援
活動内容
週に一度のミーティングを行い、支援先についての情報交換やイベントの準備、役割分担などを話し合っています。加えて、隔月でシャプラニールとちぎ架け橋の会との定例会を開き、参加するイベントや活動方針などについて話し合っています。また、宇都宮近郊で開催されるイベントに参加し、クラフトやコーヒー豆などを販売しています。クラフトやコーヒー豆などはフェアトレード商品でもあるので、フェアトレード商品の販売を通して、お買い物でできる身近な国際協力があるということを広める活動もしています。
比較ポイント
海外には行かず、地域でできる国際協力という活動理念がユニークだと思います。また、シャプラニールとちぎ架け橋の会を始め、その他の国際協力、国際交流を目的としている団体の方との交流があるということも特徴的かなと思います。ちなみに、「KAKEHASEEDs」という団体名は、「“架け橋”となる“種(seed)”をまく」という思いが由来と言われています。
新入生にメッセージ
人数少なめ、緩い雰囲気漂うサークルですがやる時は真面目にやります。
国際協力やSDGsに興味ある方、ちょっとどんなサークルか気になるという方、大歓迎です! 気になること、質問などがあればSNSのDMをください! どこかでKAKEHASEEDsを見たら、「ちょっと寄ってやるか」の気持ちでOKなので寄ってください。
団体名 TABLE FOR TWO宇都宮
活動理念 “TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」=「先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合う」
支援形態や活動方法【間接支援型】
母団体 TFT事務局(本部)
活動 外部でのイベントや宇都宮大学の学食にて「TFTメニュー」と書かれた食事を販売。購入すると、1食につき20円の寄付金が、TFT事務局(本部)を通じて開発途上国の子どもの学校給食になる
活動内容
世界の約75億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえています。TFTは、世界規模で起きているこの食の不均衡を解消し、開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動しています。私たちの主な活動としては、学食のメニューを考案し、その売上の一部を寄付するというものがあります。カロリーを抑えたメニューを購入されると1食につき20円の寄付金が送られます。20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
通常活動としては毎週火曜日の18時からミーティングがあります。そこでは、学食で次に出すメニューをみんなで話し合ったり、前週に学食で売れた食事の数の報告を行ったりしています。また時期によっては、地域イベントや学祭への出店のための準備なども行います。私たちが普段利用する学食でご飯を食べるだけで、発展途上国の子どもたちもご飯を食べることができるのです。
比較ポイント
TFTでは、学食のメニューを自分たちで考案できます。
カロリーや値段の制限などはありますが、みんなのいつも利用する学食メニューを自分たちで考えるのって結構楽しいんです! また、新メニューを決める段階で、TFTメンバーみんなで試食会なども行います!
ちなみに、今まで学食で提供したメニューの例としては「鶏ごぼう丼」、「バジルチキン丼」、「すき焼き風丼」などがあります!