ご飯のカロリーは温度で変わる〜冷や飯のポテンシャル~

この記事は、こんな方におすすめです。

・太りたくないけど、食事を制限したくない。

・食事の楽しみを増やしたい。

こんにちは! トミーです。

日本人の主食としてメジャーなご飯。皆さんも食べる機会は多いのではないでしょうか? 今回は、ご飯のカロリーが温度によって変化するという、にわかに信じがたい話をしたいと思います。食事の楽しみも増えるかもしれません♪ それでは早速見ていきましょう!

温度が下がればカロリーも下がる

先に結論を言ってしまいます。実は、冷たいご飯ほどカロリーは低くなり、満腹感が持続するのです。つまり、食べ過ぎを防ぎ、カロリーの過剰摂取を防ぐことに一役買います。どうしてなのでしょう?

簡潔に言えば、ご飯に含まれるデンプンの一部は私たちが消化できない物質に変化するため、カロリーが抑えられます。もう少し詳しく話していきます。

温かいご飯の主成分は、デンプンと呼ばれる糖質です。私たちはデンプンを細かく分解して、小腸でそれらを吸収します。ところが、温かいご飯を冷やすことで、デンプンの一部が小腸で吸収されないデンプンに変化します人間がカロリーに変換できない種類のデンプンです。この種のデンプンは消化に抵抗するため、レジスタントスターチと呼ばれています。

 ご飯を冷やすときは中途半端に冷やすよりも、冷蔵庫内の温度になるくらいしっかり冷やした方が、より多くのデンプンがレジスタントスターチに変化します。レジスタントスターチは、サツマイモやジャガイモ、豆類を冷やした際にも生成されます。

また、デンプンなどを消化する際に、このレジスタントスターチが邪魔をし消化が遅くなります。その結果、食べ物が長く腸にとどまるので、満腹感が持続しやすくなります。

ちなみに、以前紹介した4つのおやつで持続する満腹感を得やすい理由の1つは、それらの消化が遅いため、食べ物が長く胃腸にとどまるからです。まだ読んでいない方、是非読んでみてください。

食事の楽しみが増える!?

さらに、冷たいご飯は食事の楽しみを増やすことにも一役買うと思います。冷たいご飯には、温かいご飯とは別のおいしさがあります。自分なりの冷たいご飯の味わい方を探ることも、食事の楽しみの1つとしてありなのではないでしょうか。ちなみに、私のお気に入りは、エゴマをかけた冷たいご飯を海苔で巻いたおにぎりです。今度冷たいご飯が食べたくなった時は、違うものを作ってみようかな……。

まとめ

いかがだったでしょうか。温かいご飯を冷えたご飯に置き換えることは、食べ過ぎ、カロリーの過剰摂取を防ぐことに一役買います。そして、食事の楽しみを増やしてくれるかもしれません。

今回はこれで以上です。今回の内容が皆さんにとって、少しでもプラスになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献