目が覚める。セットしたはずのアラームが聞こえない。早く目覚めてしまったのかと、そばに置かれたスマホを手に取り、時間を確認する。8時30分。
全身にスイッチが入ったかのような機敏な動きで、ベッドから飛び起きる。今日は1コマ目、8時40分から対面授業があるのだ。体の動きよりも、焦る気持ちが先走る。
隣や下の階に響くようなドタドタした足取りで身支度を急ぐ。パジャマを脱ぎ捨て、最初に手に取った服を纏う。髪が言うことを聞いてくれず、寝癖がなかなか直らない。頭に血が上るようなイライラを覚える。
しかし、時間は止まることを知らない。このままだと間に合わない。寝癖を諦め、玄関を飛び出し、先走る焦りの気持ちに任せて学校へ急いだ。
* * * * *
こんにちは! トミーです。
皆さんは、朝に強い方ですか? 朝に弱くて、1コマ目の授業に間に合うように起きられるか不安だ、と言う方は多いのではないでしょか?! そして、1コマ目に間に合う時間に、ストレスなく起きたいなぁと思う方は多いのではないでしょうか? 冒頭のような慌ただしい朝は、なるべく避けたいですよね……。
今回は、起きたい時間に起きやすくなる方法を紹介します。朝早く起きられるか不安な方、是非取り入れてみてください。
先に結論を言ってしまいます。
寝る前に、起きたい時間を声に出すこと
これだけです。拍子抜けするくらい、簡単ですね(笑)。
普段は朝早く起きられないのに、修学旅行や入試の日には、朝早くても、起きるべき時間に自然と目が覚めますよね。このような、楽しみにしている日や特別な日は、私たちは自然とそれを意識しているものです。寝る前に起きたい時間を声に出すことで、私たちの体が、修学旅行や入試の前日と同じように反応します。起きたい時間に起きやすくなるように調整してくれるのです。これは「宣言効果」と呼ばれています。(『ぐっすり眠れる×最高の目覚め×最強のパフォーマンス が1冊で手に入る 熟睡法ベスト101』より)
いかがだったでしょうか。
「明日は○時に起きる!」
寝る前のその一言が、慌ただしく、イライラした朝から解放し、1コマ目に遅刻しないことに一役買うかもしれません。
今回はこれで以上です。今回の内容が、皆さんにとって、少しでもプラスになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。