1泊2日 新潟県一人旅

新潟県湯沢町・十日町市

こんにちは! トミーです。

 今回の記事は、一人旅体験記の一本目! 1泊2日の新潟県の旅での出来事を紹介します。場所は新潟県の内陸部、十日町市と湯沢町! 3月に上旬に行きました。

 新潟県を選んだ理由は、まだそこに足を運んだことがなく、今住んでいる場所から新幹線を利用して行きやすい場所だったからです。新潟駅(新潟市)と越後湯沢駅(湯沢町)で迷いましたが、予算の関係で住んでいる場所からより近い湯沢町を選びました。

それでは、早速紹介していきます!

1泊2日 新潟県一人旅 in 3月

上越新幹線の車内にて

上越新幹線の東京~新潟間で、駅到着の際に使われている車内チャイム

 上越新幹線では、越後山脈のトンネル内で越後湯沢駅への到着を知らせてくれます。越後山脈は、群馬県と新潟県の県境、新潟への玄関口です。

 上越新幹線に乗ったのは、今回の旅が初めて。到着メロディーを聞くのも当然ながら初めてです。新潟を想起させるメロディーに、現地へ着く前からテンションが上がりました。

「新潟きたぜ!」

新潟への入り口で聞くメロディーで、より一層そのように思えました。

 トンネルを抜けると、待っていたのは雪に覆われた山や道。雪国出身ではない私は、このとき「銀世界」というものを初めて見ました。

十日町市博物館

十日町市博物館は、土器・織物・雪をテーマとした雪国の博物館です。

まず向かったのは、十日町市にある十日町市博物館。

 越後湯沢駅で新幹線から北越急行に乗り換えます。電車に揺られること50分。十日町駅に到着です。十日町市は盆地です。湯沢町と十日町市は隣同士ですが、乗車中に山を越えるための長いトンネルを通りました。トンネル抜けても、広がるのは銀世界。十日町市は日本有数の豪雪地帯です。

十日町市博物館には、そんな十日町市の多様で豊かな自然と歴史・文化についての展示品が数多くあります。

雪室は、上越に伝わる「天然の冷蔵庫」。雪国の先人の知恵です。

その中でも特に印象に残っているのが「雪室」。

 雪室は、上越に伝わる「天然の冷蔵庫」。冬の間、降り積もった雪で山をつくり、藁などをつかって雪を囲い、夏まで貯蔵して活用する、まさに雪国ならではの知恵です。上越地域では「雪穴(ゆきあな)」と呼び、暮らしの中に用いられてきました。上越地方では、水揚げされた魚を雪と一緒に運んでいました。また、料亭や旅館などではそこから雪を運び出し、夏場の冷蔵庫として活用していたんだとか。隣村からの求めに応じて保存して置いた雪を切り出し、荷車で運んだという話も。雪室は、昔から上越での生活に根ざした存在でありました。雪とは無縁だった私にとって、雪国ならではの知恵はかなり刺激になりました。

 十日町市博物館には、縄文時代の暮らしや織物、信濃川との関わりや雪国の生活などについての展示があります。興味を持った方、是非足を運んでみてください!

十日町市博物館公式サイト

越後湯沢駅での昼食

コシヒカリやきのこと並ぶ魚沼ブランド「魚沼美雪マス」

越後湯沢で昼食。寿司をいただきました。

場所は、越後湯沢駅構内の寿司本陣ダイニング! 地元民御用達のお寿司屋さんみたいです。

 たまには贅沢しようと、ウニを注文。大きくて食べ応えがあり、臭みが無くとても美味しかったです! どのネタも美味しかったですが、中でも特に印象に残っているのが「魚沼美雪マス」!

 魚沼美雪マスは、コシヒカリやきのこと並ぶ魚沼ブランド!地域の養魚場生産者と新潟県内水面水産試験場が10年の研究で作り上げた養殖用のお魚です。

 脂少なめの淡泊な味わいで、舌触りがとてもなめらか。そして何よりも、澄んだオレンジ色が美しい!サーモンのオレンジ色とは別の美しさを感じました。

 その土地の食材や名物を食べることは、旅の楽しみの一つ。値段は少々張りましたが、魚沼美雪マスは迷わず注文しました。

回転寿し本陣DINING公式サイト

雪国館

湯沢の暮らしぶりや歴史を展示した雪国館。越後湯沢駅から徒歩5分という好立地です。

 続いて向かったのは雪国館。越後湯沢駅から徒歩5分ほどのところにあります。「雪国」湯沢の暮らしぶりや歴史を中心とした展示と、川端康成の小説「雪国」の世界を様々な展示でご紹介している施設です。

 昔の湯沢町の家々の模型が展示してあったり、田植えに用いる道具が展示してあったりなど、昔の人の知恵や暮らしぶりを堪能できる場所になっています。

そしてなによりも、湯沢町は川端康成の小説「雪国」の舞台であり、それについての展示内容が印象的でしたね。

 雪国館へ行ったことをきっかけに、「雪国」を購入。小説を読む前に聖地巡礼してしまいました(笑)。しかし、それによって小説の情景をより鮮明にイメージできたので、その点では、とても良かったです。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

川端康成「雪国」

 これは「雪国」の冒頭文です。この描写は自分も旅の初めに体験したことでした。そこを読んだとき、私自身の旅の初めの感覚をより鮮明に思い出すことができたと思います。

雪国館公式サイト

滝の湯

滝乃湯で提供された夕食の一部。季節の食材を使った懐石料理スタイルです。画像は3月の物です。

宿泊先は、和みのお宿滝乃湯。越後湯沢駅から徒歩7分の好立地な宿です。

 この宿を選んだ理由はいくつかあります。その中でも特にウエイトが大きいのは、料理が美味しそうだったこと! 夕食では、天然舞茸の天ぷらや魚沼産コシヒカリ、魚沼美雪マスなどその土地の食材を数多く味わうことができました。余談ですが、このとき出た牡蠣鍋をきっかけに、牡蠣が食べられるようになりました(笑)。オランダ揚げという料理を知ることができたのも良かったです!

和みのお宿滝乃湯公式サイト

不動滝も見たかった

 私は自然が好きなので、不動滝にも足を運びたかったのです。しかし、雪が残っている3月は滝のあるところまで行くことができず、見れませんでした。残念。

 「大ぜん」「小ぜん」と呼ばれる二つの滝からなっているようで、「大ぜん」の落差は20メートルあるんだとか。次に湯沢へ行く機会があれば、是非見てみたいです。

終わりに

 今回は、新潟県の旅での出来事を紹介しました。いかがだったでしょうか。今回の内容が、皆さんにとって少しでもプラスになれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。