前編:理由▷後編:利用法
こんにちは! トミーです。
健康法を過信してはいけない理由と健康法の使い方を、2回に分けて話していきたいと思います。
この記事は、連載記事の中で最も重要な記事と言っても過言ではないと思います。今回はその前半です。健康法を過信してはいけない3つの主な理由について話していきます。
それではさっそくいきましょう!
目次
体質や生活習慣が違う
当たり前ですが、体質や生活習慣は十人十色です。それらを無視して、無理に健康管理をすることはむしろ健康を害します。
アレルギーが代表的な例だと思います。小麦全粒粉には食物繊維やビタミンなどが豊富に含まれており、一般的には健康に良いと言われています。しかし、だからといって小麦アレルギーの人がそれを口にすると支障が出ることは言うまでもありません。
また、食べ物の好き嫌いも同様です。例えば、アボカドの栄養価が高いからと言ってアボカドが嫌いな人が健康のために無理してそれを食べると、むしろ健康を害してしまうこともあり得ます。嫌いな食べ物は食べなくて良いです。その理由は後の記事で話します。
確証バイアス
確証バイアスとは、自分にとって都合の良い情報だけを集めたり、反対に都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまったりする人間の性質です。
本屋さんで見かけるような健康本も、著者にとって都合の良い研究だけをピックアップして書かれている場合があります。この場合は、自分の主張を否定する証拠や研究結果を無視してしまっているといえます。
本のレビューなどで、それに書かれている健康法を厳密に実践して体調を崩したという人をたまに見かけます。
そもそも研究が絶対に正しいわけではない
研究による裏付けがあると、それが真実のように聞こえますが、そうではありません(限りなく真実に近い物はありますが)。アメリカ人を対象に行われた研究が、日本人にも当てはまるとは限りません。アメリカ人と日本人では体質や生活習慣などが異なるからです。
また、食品と疾患の関係など、健康に関する研究は動物実験によるものもあります。ラットなどの動物で効果が確認されたからと言って、それが必ずしも人間に当てはまるわけではありません。あくまでも、「かもしれない」や「可能性が高い」という解釈をするべきだと思います。
前半はここまでです。後半では、世の中にあふれる健康法をどのように使えば良いかを紹介したいと思います。