週に1回、1枚のマンホール写真と共に、愛でるポイントや写真にまつわるエピソードをお届けしますと書いてから、早くも1ヵ月か経過してしまいました。
さて、せっかく宇都宮大学から発信していますので、2回目以降はしばらく栃木県内のマンホールについてご紹介していこうと思います。
今日の1枚はこちらです。さて何市にあるものでしょうか?
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正解は、足利市。一目瞭然、難易度は高くないですね。
市章が大きくあしらわれており、何ともシンプルかつ力強くてかっこいい! 今まで出会った全国のマンホールの中でも上位に入るカッコ良さだと思っています。
調べてみると、
「足利市は古くから養蚕業や農業が盛んで、水車(糸を紡いだり精米や揚水など)を 廻したり、水田に水をひいたりなどで用水路(側溝)が張り巡らされていました。この蓋の下も水路で、そのメンテナンスの為に設けられているマンホール蓋」
足利市のマンホール
だそうです。
市内には、用水路の名残がある場所に、まだいくつか残っているようです。
マンホールがあるということは、そこには必ず設置された目的があります。
デザインだけでなく、何に使われているのか、そのマンホールの仕事ぶり(使用目的)にも注目してみると、今回はその地の歴史にたどり着きました。
このマンホールが地域の産業を支えてきたのだと思うと、ますますこのマンホールがかっこよく見えてきます。