学食
多くの大学生の必須要素の一つ。安くて手軽。親から入金してもらった学食パスで学食パスを使い、自腹金額0円で食べている人もいるのだそう。そんな学食を利用してできる健康法を紹介します。
こんにちは! トミーです。
今回は学食の話です。とはいえ今回話す内容は、学食に限らず、日頃の食事にも応用する事ができます。一石二鳥! 是非最後まで読んでいってください!
学食へ行くと沢山のメニューがあり、どれを食べようかと迷ってしまうこと、皆さんも一度は経験したことありますよね。
「今は○○が食べたい」
「○○食べてみようかな」
このような場合ではなく、特にこれといって食べたい物がない時は迷ってしまったり、ノリでメニューを決めたりする人は多いのではないでしょうか。
「野菜食べなきゃなあ」
こんな声も聞こえてきます。食生活に気を遣おうという意識がある証拠ですね。食生活の管理に、学食のメニュー選びがダイレクトに関わることは言うまでもありません。
そこで今回は、食事内容のバランスが取れているか、つまりヘルシー(健康的)かどうかの判断基準の一つを紹介していこうと思います。とっても簡単ですよ!
それでは早速見ていきましょう!
目次
学食の御盆はカラフルですか?
食事内容のバランスが取れているかどうかの判断基準の一つ、それは、御盆がカラフルかどうかです。
当たり前ですが、私たちが食べる物には、それぞれ特有の色がついています。大根の白色や、サーモンのオレンジ色といった具合です。
御盆の上をぱっと見て、様々な色の食材が盛られているほど、様々な食品を食べることができているという事ができます。
はい。ここまでは当たり前ですね(笑)。本当に伝えたいのはここからです。
先ほど挙げた例のような食材特有の色は、それぞれ私たちにとって非常に有益に働いてくれるのです。
カラフルな料理のパワフルな効果
・茄子の紫色
・人参のオレンジ色
・林檎の皮の赤色
このように私たちが食べるものの中には、鮮やかな色をしていたり、濃い色をしていたりする食べ物が多くあります。
これらの色素はフィトケミカルと呼ばれる植物が敵から自分の身を守るために生み出した成分です。食材特有の苦みや辛み、ネバネバもフィトケミカルによる物です。このファイトケミカルを人間が食べることで健康が増進することがわかっています。
様々な色や苦みをもった食品があるように、フィトケミカルにも様々な種類があり、種類によって異なる効果を発揮します。
そして、複数のフィトケミカルを摂ることで各々の効果を高め合います。相乗効果により、各々のフィトケミカルがより力を発揮してくれるのです。
つまり、様々なフィトケミカルを取れているかどうかを判断するには、学食の御盆がカラフルかどうかを確かめればいいわけです。
バラエティーに富んだ食生活を心がけることは、食事の楽しみを増やすだけではありません。フィトケミカルの摂取と、その効果をより強く発揮することにも役立つのです。
・免疫力の向上
・炎症の予防(炎症は、鬱やアトピーなどあらゆる現代病の根源だという説が有力です)
・生活習慣病の予防(ほとんどの学生はまだ無縁ですが)
これらはフィトケミカルの摂取で期待できるものです。複数のフィトケミカルを摂るよう心がければ、期待度はさらに高まります!
「自分の御盆はカラフルか?」
学食を食べる時に、このように自問する機会を増やしてみましょう。
余裕があるようなら、自宅や外食など、学食以外で食べるときも意識すると良いと思います。
体調を崩しづらくなったり(免疫力向上)、アトピーが緩和したり(炎症予防)、将来も不自由なく暮らせたり(生活習慣病の予防)するこに役立つでしょう。
あれもこれもフィトケミカル
ベータカロテン、アントシアニン、カテキン……皆さんが良く耳にするこれらの言葉もフィトケミカルです。
ベータカロテンはオレンジ色の色素で、人参や南瓜の中がオレンジ色をしている理由です。
アントシアニンは紫色の色素です。茄子、ブルーベリー、紫キャベツ、ブラックベリー……これらの食品が紫色をしている理由は、アントシアニンによるものです。
皆さんご存じの通り、カテキンは緑茶に多く含まれています。カテキンは緑色の色素で、緑茶を緑色にしてくれています。
この他にも、きのこ類(ベータグルカン)、サーモン(アスタキサンチン)、大根(イソチオシアネート)など、フィトケミカルを含む食品は身近にあります。珈琲の黒色や紅茶の茶色も立派なフィトケミカルです。それぞれのフィトケミカルの効果を是非調べてみてください。
積極的に取り入れてフィトケミカルの相乗効果を発揮させ、病気しらずの体に近づいていきましょう!
フィトケミカル摂取は手軽な健康法の一つ
「多くの種類のフィトケミカルを摂るように心がける」
私が大学生になってから一番始めに実戦した健康法です。なつかしいな(笑)。
自分が食べる料理がカラフルかどうかを問うことは、それくらい手軽で実践しやすいものです。
様々なフィトケミカルを摂るチャンスは沢山あります。その第一歩として、学食の御盆をカラフルに彩ってみてはどうでしょうか。
今回は以上です。皆さんにとって少しでもプラスになれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
📖主な参考文献
・食べる投資―ハーバードが教える世界最高の食事術
満尾 正(著) Amazon
・「うつ」は「炎症」の一症状という 免疫精神医学の新しい考え方|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp)
ひとり暮らしの健康学入門ついて
「ひとり暮らしの健康学入門」では、「大学生による、大学生が実戦しやすい健康法」を基本コンセプトにして、気軽に実践できる健康法とその知識を発信しています。 日々の行動を少し変えるだけで、自身の健康を維持向上できることを知って欲しい。そのような思いで記事を書いています。